短い時間且つ事務的に行われる名刺交換の中で、活きた「会話を生み出す名刺」、相手の「記憶に残る名刺」、後に活きているのかを検証し、更なる「効果を見出す名刺」。
名刺とは一番敷居の低い宣伝媒体ですが、実は単価の大きい宣伝媒体です。より活きた「名刺」の使い方をしませんか?
弊社では正方形の名刺を使用しています。名刺の形やサイズ、紙質などにこだわる意識は大切ですが、実際はさほど大きな営業的効果要素はありません。重要なのはパッと見た時に「何の会社だろう?」と、相手に疑問を抱かせたり、逆に「なるほど!」と業種をイメージしやすいデザインを意識することです。一見、矛盾している様に感じますが、どちらの場合も仕事に関わる会話が自然と生まれます。デザイン性に印象がなかったり、業種がすぐ推測できてしまう名刺は、自己紹介のツールとしてしか活かせません。
あなたは名刺に多くの情報を載せていませんか?名刺という小さなスペースの中ですべての宣伝をしてしまうと、名刺の役目はそこで完結してしまいます。名刺交換後、電話やメールがきたりホームページに訪問してもらうなどの営業効果へ繋がる可能性が低くなってしまうのです。
多くの情報を載せないことのひとつとして、営業品目などはできるだけ簡素化して載せましょう。業種のイメージに広がりができ、その先の興味へと導入できる可能性が高まります。
名刺交換の時、会話のきっかけとなる要素は多いに越したことはありません。その時々に注目度の高いものや意識向上に繋がるものを載せると、今までとは違った新たな会話が生まれます。
弊社では、社内で取り組んでいるSDGsのアイコンを載せています。載せる以上、最低限の情報は勉強しておくことを忘れずにすることで、名刺を交換した印象がより深く残ります。
仕事には、会社の信頼性などがもちろん大切ですが、それ以上に「人」対「人」の関係性によって成り立っていると言っても過言ではありません。個人を印象づけることは、ビジネスにおいて欠かせない重要なポイントです。
弊社では「bizmap」という、自己紹介サイトのQRコードを名刺に載せ、名刺交換の際に「私の趣味などがのっているのでご覧ください」と一言添えて渡しています。会社のホームページと自己紹介ページのアクセス数を比較すると、自己紹介ページへの訪問数が多くなっています(独自アクセス解析調べにて)。
個人に興味を持ってもらうことで、ビジネスに繋がる可能性が高くなります。
bizmapは、簡単に言えばデジタル名刺のことです。会社情報と個人情報がデバイスでみることができます。紙の名刺には載せていない会社の詳細情報や、各SNSのリンク先も設置しています。LINEの友だち登録もワンクリックで、相手と簡単に繋がることができます。bizmap というひとつの入り口が、たくさんのアプローチの入り口に繋がっています。ページにはアクセス解析を設置しているので、名刺を渡した後のアクセス情報を自分で検証し、改善することもできます。
複数の営業がいる場合、会社が全体のアクセス数を把握することで得るメリットも多くあります。例えばアクセス率の高い営業スタッフが、どのように名刺交換をしているのか、その際気をつけていることなどの情報をまとめ、スタッフで共有することで会社全体の営業力を高めることもできます。
名刺は最小のパフォーマンスで最大のチャンスを秘めた重要な宣伝媒体です。さらにbizmap をプラスすることで、より良い名刺の活かし方の方向性を見出せます。